本町の歴史は、旧石器時代の遺物が発見されるとともに、縄文時代の遺跡も数多く存在しており、先史時代から豊かな文化が花開いていました。
奈良・平安時代の役所跡とされる「城生柵跡」や「東山官衙遺跡」、江戸時代の「松本家住宅」は国指定の文化財となっているなど多くの史跡が遺されています。
全国一律に行われた「明治の大合併」により27村から1町5村(中新田町・鳴瀬村・広原村・小野田村・宮崎村・賀美石村)に統合されました。昭和18年に小野田町が町制を施行、その後昭和29年の「昭和の大合併」で中新田町・鳴瀬村・広原村が中新田町に、宮崎村・賀美石村が宮崎町に統合されました。そして、平成15年4月1日に、中新田町・宮崎町・小野田町の3町が合併し『加美町』となりました。
加美町は、宮城県の北西部に位置し県内でも有数の面積を有しています。周囲を山岳、丘陵地帯となっており、ブナなど豊かな森林を有する船形山や加美町のシンボルである薬莱山(加美富士)がそびえています。本町を流れる鳴瀬川、田川の流域には豊かな田園地帯が広がり、丘陵地帯、高原、平野部における四季折々の自然の変化を満喫できます。
また、天然記念物「鉄魚」の生息する魚取沼などの湖沼が点在しています。